女性エンジニアを増やすために必要だと思う3つのこと

IT業界で働く女性エンジニア、少ないですよね。 「女性のエンジニア友達が欲しいなぁ…」「もっと女性の雇用率を高めたい…」など、 周りで働いている女性エンジニアや採用担当者がいつも口癖のように言っています。 こんにちは、IT業界で営業職を務めているジュンです。普段仕事をしていて感じることは、他の業界に比べて女性の割合が少ない点。そこで今回は、「なぜ女性が少ないのか?」ということについて周りの女性エンジニアと考え、女性エンジニアを増やすために必要だと思う3つのことをお話しします。

1)男女差別をなくす

男女差別。これがもっとも大きな課題だと感じます。 現在は女性の社会進出が進んでいますが、まだまだ活躍しているのは男性が多く、いまだに男女差別のある会社も存在しているのが実情。それはIT業界に限らず、他の業界にもいえることかもしれません。 しかし、IT業界は職人気質の人が多いからなのか、その傾向がとくに多いように感じます。

また、知り合いの女性エンジニアによると、一部で”女性”ということから不遇されることもあるそうです。例えば、「上長や担当クライアントの納品物のチェックが厳しい」、「同僚に比べてアドバイスされる機会が極端に少ない」など。 ただすべての人がそうではなく一部であり、とくに”あまり話したことのない人”や”一緒に仕事をした機会が少ない人”に多いそうです。一度関わりをもって認めてもらえば、その後スムーズな人間関係を築けますが、それまでのハードルが男性に比べて高い様子。 エンジニアには無口な人も多いので、普段からコミュニーケーションがとりやすい環境や制度を整えておくことが、女性の働きやすさにつながるといえそうです。

2)働き方(キャリアパス)を考える

続いて働き方です。 女性にはエンジニア自体が少ないため、お手本となる存在を見つけにくい現状があります。そのため就職を考える段階においても、”この業界で働いた将来の自分”というものがなかなか想像できません。 厚生労働省「働く女性の状況」という調査データによると、女性の雇用職種として、事務職が29.0%、その次にサービス業が19.1%です。まわりの企業を見渡しても、事務職は「時短勤務をおこなっている」「出産して復職できている」などの人が多く、比較的融通がきく職種の1つでありそうです。またサービス業は女性の比率も高く、正社員でありながら育児休暇がとりやすいことや、女性の先輩社員、管理職などが多いことがあげられます。つまり女性が働くための環境が整っており、人気だといえそうです。 IT業界も同じです。

・出産や育児に対するサポート環境

・在宅や時短などのさまざまな働き方

・女性の先輩社員との関わり

・管理職までのわかりやすいキャリアパス

これらを加味しながら、女性であってもキャリアパスをうまく描ける環境づくりが大切になります。

3)職場環境の充実

職場環境の整備。これは上述の2つと少し異なりますが、女性エンジニアの関心をひくために重要なポイントです。女性は男性に比べて、”オシャレなもの”や”キレイなもの”への関心や憧れが強いです。オフィスの環境が充実しているだけで、テンションを高めて仕事ができるとのこと。もちろん、男性にとっても、きれいなオフィスであるに越したことはありませんが…。

IT業界では、企業規模が大きくなるにつれて女性の比率も増えていきます。これは雇用促進を積極的に行っているということはあると思いますが、規模が拡大するにつれて、「福利厚生の充実、社内環境の整備」が備わっていく点も挙げられるでしょう。 一般企業と同じように、仕事内容だけのアプローチで女性エンジニアを増員することは難しいです。企業としての環境や制度を整えることで、他社との差別化、業界の活性化につながるのではないでしょうか。

まとめ

女性エンジニアを増やすために必要だと思う3つのことをお話ししてきました。 システム開発の現場では、多様な視点が必要不可欠です。「いかに魅力的なシステムをつくるか?」ということだけを考えているエンジニアが多いですが、本来はその先に、そのシステムを使うにユーザーやクライアントがいます。 ユーザー目線ということを考えれば、”女性エンジニアならではの意見”というのも必要です。 「これを使う人は、こんなことを求めているんじゃないだろうか?」「このデザインのほうが、女性にも見やすいはず」 など。現状、私が働く企業でも女性の割合は2割ほどなので、今後女性が就職する際の選択肢にIT業界が入っていくことを願っています。

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